第4回 映画『クレヨンしんちゃん』ケッ作フェスティバル

  1. クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦(1998・東宝
  2. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004・東宝
  3. ★もう1本は人気投票で決定します。

ブタのヒヅメが映画館で見られるチャンス!ただ、カスカベボーイズは正直あまり見たくはない。ヤキニクロードもそうなのだけど、やはり繰り返し考えてみるとあの2本はクレしんじゃなかったような気がする。*1…というか、クレしんである必要がなかった気がする。カスカベボーイズは子供向けにしては暴力的すぎる部分があったし、クレしんで主軸となっているはずの「家族の絆」がない。笑えるし楽しい映画だとは思うのですが、あれはなんか違う。違和感を感じるのです。
とくにカスカベボーイズなんかはクレしんである必要がない。登場キャラクタがドラえもんに置き換わったとしても全く問題なく物語は進み、完結しそうな気がします。むしろ、クレしんに比べてドラえもんの方が家族の絆よりも友情に重きを置いている分、カスカベボーイズの舞台にあうような気がします。原監督がクレしんというフォーマットを使って面白い映画を作ろうとしているのに対し、水谷監督はアニメというフォーマットのみに注視して映画を作ろうとしているのではないか。時代の流行や一発ギャグみたいなものを入れてくるのもそのせいなのかな、と思ってしまう。

*1:DVDも買っておりません