意識の並列化と外部記憶装置

「Google」と「MSN Messenger」で武装した集団を前に素手で勝てるか?

なぜなら、僕の話を聞いている相手は、「Google」と「MSN Messenger」を起動しているからである。
僕が何かを言うたびに、「Google」で僕の言っていることの信憑性、関連情報は検索されてしまう。
話を聞いている人たちは静かにしてはいるが、「MSN Messenger」で僕の話している内容について意見のやりとりを行っている。

攻殻機動隊電通がMSN Messngerで外部記憶装置がGoogleのようだ。
パソコンを通して、自分自身の知らないことでもインターネットという外部記憶装置を利用して知識を得ることができるし、自分が理解できなかった事や自分自身が感じた事をメッセンジャーを経由して、仲間たちと意識の並列化を行う事ができる。うーん、確かにこんな相手にプレゼンテーションをしても敵いそうに無いなぁ。自分が知らないことでも、インターネットをうまく利用すればれば数分で完璧な知ったかぶりができるし。
これからは、「喫煙者と非喫煙者情報格差*1」に加えて「メッセンジャーができる人間とできない人間の情報格差」が広まってくるのかもしれないなぁ。

*1:喫煙者は喫煙室で情報収集ができるが、非喫煙者はその手だてがない