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鈴木:『踊る大捜査線』を見た時に本当にびっくりしたんです。登場人物が汗をかかない。これは、感覚を失った若者たちの映画だし、実写の演技もずいぶん変わってきた。
押井:監督の意識がそうなんです。最近の日本映画、特に若い監督の映画で食事のシーンが消えたね。
―(略)他の映画なら二次元との一体化が課題である3DCGが、浮いたままになっている印象を受けました。「現在の技術ではこれが限界」だと言う人もいますが、そうであれば、押井監督が許すはずないんじゃないかと。
押井:現在の技術なら、同化させようと思えばできます。違和感があると感じるのは、こちら側が意図的にそうしているからです。
インタビュー前に部屋に通された際、押井監督が一冊の本を手にしていた。タイトルを尋ねると、「夏と花火と私の死体」。乙一氏のデビュー作だ。「気に入った作家の本はできるだけ全部読むようにしている」という。
とりあえず自分の復習用として。『「イノセンス」という名の“罠” 押井守監督に聞く』は映画が公開された後のネタばらし的な感じでもあり、疑問点についていくつか答えてくれてもいます。疑問点っつーか、違和感っつーか。