容疑者 室井慎次がいた

今日は端末の交換作業でした。ユーザが「ボタンを押すとブルースクリーンになる」とか言うので致し方なく。もう、5年前のWindows98端末なんだから勘弁してくださいと言いたいところですが、それを実際に使わなければいけないユーザが一番「勘弁してください」という感じなんだろう。
ご飯を食べてから作業をしようということで、後輩と一緒に焼き肉屋さんに入ろうとしたら入り口の道路でロープを持った警備員さんがいる。通ろうとしたら「ヤキニクですか?」と言われたので「はい、ヤキニクです」と答えると通行可能に。機材を横目に見ながら「ラーメン屋の取材ですかね」とか話しながら店に入りました。
で、お店で店員さんに「撮影ですか?」と聞いたら「映画らしいですよ」との話。なんだろうなぁ、と思いつつ1000円しない和牛を食しました。うまい。で、ヤキニクを食べ終わって道路でちょっと見学。よく見たら警視庁とか書いてあるパトカーと「新宿北警察署」と書いてある、まるで教会のような古くさい警察のセット。*1「昔の警察の話ですかねぇ」「パトカーも古いですねぇ」とか話しながら見学していると…。なんか見覚えのあるロゴ。しかも、看板には「映画撮影中につきご迷惑をおかけします。(株)ロボット」と書いてある。ロボット…もしかして?
とりあえず、近くにいても迷惑になるので移動しようという事で近くのコインパーキングで暇つぶし。移動している時に「新宿三丁目」とかかれた古い看板達が立ち並ぶ道を通り、「ここ、新宿だっけ?」「でも、場末っぽい雰囲気ですね」とかいいながら通過。裏から見ると明らかに張りぼて。「映画特区ですかね、ここ」。
で、電信柱に寄っかかりながら見ていると一台のバスが。そこに書いてある言葉は「容疑者 室井慎次」。あー!そういうことですか!我理解。あの偉そうな椅子に座っているのは君塚監督ですか。なるほど。コレは良いものが見られました。キャストさんはいないのですが、撮影を見るのは面白い。なんか後輩も「映画を見に行きたくなっちゃいますね」とか言ってるし。確かにそうだと思った。
で、建物全体の撮影とかをしている所を見ながら、変化もないしそろそろ作業をしようかなぁ…と思っていたら、後ろから声が。
「ギバちゃん!がんばってー!」
「おうっ!」
で、横を見たら柳葉敏郎さんがいやがる。しかもジャージですか。通り過ぎてやっと気がつきました。どうやら正面のホテルで待機していたらしいのです。いやぁ、びっくりした。驚いた。初めて見た柳葉さんは、ちょっと小さかったです…。
それにしても、端末交換で行った所でロケが見られるとは思わなかった。しかも、キャストまでいるなんてなんて貴重な経験なんだ…。日頃の行いがよかったのかなぁ。しかし、駅前のメインストリートからすぐ入ったところでロケをやるもんなんだ。もっと人が少ないところでやるモノだと思っていましたよ。う〜む。
確かに、あの辺の雰囲気は「場末の飲み屋街」という感じで雰囲気的にはばっちりですが。*2

*1:今月の頭にそこに行ったときには、そんなもの影も形もなく公園がそこにあるだけだったのに…と思うのですが、よく考えてみると明らかではない。正面から見るとハリボテに見えないので見事に景色に同化してたりしたら、存在していても気がつかないかも。

*2:妙に飲み屋の看板が増えたな、と思ったら半分くらいはハリボテだと言うことに後から気がつきました。あのラーメン屋もハリボテだったのね。