池袋ウエストゲートパーク5
反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5 (池袋ウエストゲートパーク (5))
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/03/10
- メディア: 単行本
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*1:タイトルでもある、少年計数機は池袋ウエストゲートパークシリーズの中でも1,2を争うおもしろさだと思う。ドラマでは最後に少年がカウンターを捨てて普通の少年に戻ってしまうのだけど、小説版のラストシーンは全く逆で、少年はカウンターを携えたままゆっくりとした速度でマコトの元に歩いていくという締めくくりは見事だった。一般的に言えば、ドラマのように「少年はこの経験で成長し、まともな人間になりました」というのが美しいのだろうけど、小説版がその様にしなかった事が逆にすばらしいと思った。そういう面も併せて、ドラマ版のIWGPはちょっと苦手だったり。小説版の池袋ウエストゲートパークとドラマ版のIWGPは全く違う作品だとして見ると、非常に面白いドラマなのですが。でもなぁ…ドラマ版のキングはなぁ…あれじゃ、ただのチーマーだよ…。