iTunesでのID3タグについて

このエントリーの中で

そういえば、iTunesで作成したMP3ファイルをiPodではないMP3プレーヤーで再生したら、タグの情報が出てこない事もありました。

なんて書いていたのですが、別にiTunesが作り出すIDタグが特殊な訳ではなかったのです。全然しらない事だったのですが、ID3タグのバージョンは「v1.0, v1.1, v2.1, v2.2, v2.3」の5つが存在するらしいのです。私は、ID3タグはv1とv2の二つしかないと思っていたのですが…。しかも、このID3タグ、普通マイナーバージョンであれば下位互換性・上位互換性が維持されていると考えるのが当然なのですが、このID3タグというものはバージョンによって互換性がない場合があるらしいのです。

http://www.id3.org/
ここにあるv2.2〜v2.4の仕様を読んで、開いた口が塞がりません。なんとv2.2とv2.3は上位下位ともに全く互換性がなく、加えてv2.3を正確に実装してもv2.4タグで解釈できないものが作れるのです。なんですかコレは。

前回、私の持っている他のシリコンオーディオプレーヤで再生できなかったのは、その機種がiTunesの標準であるID3 v2.2に対応していなかったからなのです。それを、v2.3にiTunes上から変換してやることで、私のシリコンオーディオプレーヤはタグを認識し表示してくれました。いやぁ、面倒だのぅ。