プラネテス 最終話

もうDVDで見終わったのだけど、先週の放送が最終回だったのですね。見返してみるとオープニングでの課長のヅラがしっかりと色が変わっているところを見て若干感動。最終話では色が変わっていたところが反映されているのですねぇ。
で、まぁ、最後まで見たプラネテスの感想。プラネテスの漫画の方と、アニメ、そしてそのアニメの前半と後半。それぞれ好き嫌いがあると思うのですが、ワタシが一番好きなのはアニメの後半の方。ハチマキの一方的なわがままと見ていてこっちが苦しくなるようなシーンの連続に、ワクワクしっぱなしでした。*1ワタシはこういうアニメが好きだなぁ。人の内面を描くようなアニメは、新世紀エヴァンゲリオン以来だったのですが、エヴァプラネテスは根本では同じものなのかもしれません。エヴァがそれを投げっぱなしにして、視聴者に判断を任せた(?)ような部分があったのですが、プラネテスははっきりと結論をハチマキが言っているので*2、そういう意味ではプラネテスの方が解りやすい。

スタジオの持つ溢れんばかりのスキルの高さがキャラ萌え(あるいはメカ萌え?)にのみいかされてるのがSEEDであり、バランス良くいかされたのがプラネテスだったと思う。で、キャラ萌え以外のテーマが不在なのがSEEDであって、強いて言えばキャラ萌えが不足してたのが、プラネテスだったのかなーっと。プラネテスにキャラ萌えを求めるのは邪道だとは思うけれども、もしそれがあったら、DVD全巻買ってたのは間違いないので。今後はその辺、バンダイビジュアルさんひとつヨロシクってコトで。(意味不明

from id:tmx
ノノはダメですかノノは。
確かにプラネテスにはキャラ萌えというものが不足していたのかもしれません。でもワタシは、それでOKかと思うのです。ただ、あからさまに狙ったキャラ萌えはなくとも細かい部分の萌えがあったのは間違いが無いと思います。白鳥さんって!?とか。*3
でも、ワタシが一番最高だと思ったシーンは24話の最後、タナベがクレアの酸素を奪おうとするシーン。アレは最高です。もう言うことありません。あれだけでDVDを買いたくなります。今までの23話において、あれほどタナベに「愛」を語らせておいて、最後の最後であの美しい音楽と組み合わせてあんなシーンを創るヒトビトに拍手。コドモが見たらトラウマになるんじゃないかと思えるシーンを教育テレビで放送*4するNHKに拍手。受信料払っててよかった。うん。
ライナーノーツはもう手に入らないけど、DVDはやっぱり買おう。ノンビリでいいや。

*1:だから、逆に最終話の一気に何かが溶けたようなハチマキには凄い違和感が。「世界はつながっているんだ」という真理を得てしまったハチマキには、木星を目指すというパワーの源を失ってしまったのだし、フォンブラウン号で木星に行く必要も無かったのではないかと思ったり。デブリ課に復職して、タナベと一緒にデブリを拾い続けるというエンディングもあったのではないかと。

*2:いや、ハチマキよりもノノとハキムの会話の方が的を射ているのかも。

*3:こだわりらしい…。

*4:いや、見ている時間ではないですが。