金縛り

私はよく金縛りにあいます。だいたい二週間に一回くらい。手を頭の下にしいたり、背中の下にしいたりするとよくあうのです。最初の頃は恐かったのですが、最近は慣れもありその状況を楽しみつつあります。金縛りに遭うようになったのは、ここ数年くらい。金縛りというのは、一般的に言われているように「脳が起きて」「体が寝ている」状態。*1
金縛りの最中というのはまったくもってホントに体が動きません。脳からの体への伝達が全てシャットダウンされているような。デバイスが見つかりません。という状態。声も出ません。喉を振り絞っている感覚はあるのですが、声は出ていない。*2とりあえず、直すためには体の一部をどうにかして動かさなければいけないのです。一番楽なのが小指。小指が動けばだいたい動きます。そしたら終わり。又、寝始めるのです。
金縛りというのが心霊現象ではないというのは中学生のころに読んだ本か何かで知ったのですが、知っていながらも「目を開けるのが恐い」。何か見てはいけないものを見てしまうような気がするのです。不思議なことに、体は動かないのに何故か瞼だけは勝手に開いてしまうのです。これが謎。だから、小指を動かそうと神経を集中していながらも瞼を開けてはいけないというコトにも同時に集中する必要があるのです。
が、しかし。昨日の金縛りはちょっと失敗しました。小指への神経を集中するあまりに瞼を閉じることを忘れていました。勝手に開いてしまった瞼の先には、白い顔のようなモノが…。うわっ恐ぇ!と思った瞬間に体が動き、そのまま寝てしまいました。*3まぁ、金縛り時にはよく幻覚をみるらしいので、そういうものが見えたりするらしいのです。過去に、ドアが開いて人が入ってきたような気配を感じたり、体を押さえつける「何か」を感じたりしたのですが、人の顔を見てしまったのは初めてでした。うーむ。恐い恐い。

*1:医学的には睡眠麻痺とかいうらしいです

*2:いや、実際はでていて聴力が無くなっているだけかもしれません

*3:そのときは「あれはおばあちゃんだ、おばあちゃんが会いに来たんだ」とか思ってました。そうすればそんなに恐くないので。