IMAXシアターの衝撃

とにもかくにもIMAXシアターのスクリーンのでかさは衝撃的でした。大画面(16m×22m)とは言っても、言葉だけでは解らない部分もあります。6.5階建てのビルと言ってもちょっと想像が難しい。ソレを見た人間が見ていない人間に説明するには、「貴方が想像した超絶に大きいスクリーンをさらに倍くらいに大きくしたスクリーンがIMAXのスクリーンです」という事だろうか?とにかく尋常じゃない大きさです。
友人と一緒に会社帰りに行ったのですが、その大きさからして最初は「あの非常灯の上の方に投影されるんだろうね」なんて話していたのですが、実際にはスクリーンの全てを使っての投影です。ちょうど真ん中らへんの場所から見たのですが、あまりにもスクリーンが大きいので字幕が出ると字幕しか見えない。本編に関しても、全てを同時に見渡すことが不可能なので基本的には動いている部分だけを見ることになってしまう。もう少し後ろの方で見た方がよかったと思いました。全面がほぼスクリーンなので、目線の先にはスクリーン以外の余計なものが何も入らない為、映画の中に没頭できるのも大きな利点です。映画を見るというよりも、映画の中に入るという表現が正しいかもしれません。
音響もスゴイ。特に重低音に関しては文字通り「体が震える」ほど。イノセンスで若林のところに追い込みをかけるところなんかは、銃の迫力で体が震えました。迫力と音の両方で体が震えるという。

とにかく、言葉にできない迫力と「すごさ」というのがIMAXシアターにはあります。逆に言えば、大きければいい物じゃない、というのも解ったりします。ただ、これほど大きなスクリーンで見てしまうと今後見る全ての映画はIMAXシアターと比べてしまうのが悲しいです。これを一度見てしまうと、その十字架を背負って見なければならないのですから…。