原ノ町駅に行ってきました

帰りに駅前に高校生の集団がいました。何をしているのかなーと思ったら
新潟中越地震への募金をお願い致しまーす」
とかやっていました。20人くらいが固まって募金を呼びかけています。先生らしき人もいたので、クラスメイト全員集合という状態だったのかもしれません。募金活動を目撃すると、それをシカトして通り過ぎるのも胸が痛むのですが、逆に、募金をする事自体も緊張してしまってイヤなのです。そんな事でドキドキするのもアホらしいのですが、そういう性格なのだからしょうがありません。社会人らしきヒトビトがやっている募金というのは、若干怪しい部分もありあまり積極的に募金をしようとは思わないのですが、高校生くらいだと流石に怪しい気配も感じられないので募金をしたくなってきます。
と、いうわけで募金をするコトを心に決めてその高校生集団の前へ行きました。*1早速、小銭入れを開けて募金を………うぉ、80円しか入っていない。まいった、500円玉くらい入っているかな?とか思ったのに80円とは。100円とかならまだ救いようがあるのに鈍く輝く10円玉3枚と穴が空いた50円玉しかない。参った。このまま募金をしても、きっと
「うわ、社会人のくせして80円の募金かよ中途半端だな」
とか思われて我泣き濡れそうなヨカンがしました。しかしながら、少し頭を回してみるとヨイ考えが浮かんだのです。そう、「募金箱にお金を入れるときに指で隠しながら入れれば、お金をいくら入れたかは高校生集団には見えない」というコトなのです。それに気がついたワタシは巧妙に指で隠しながら4枚のお金を…入れようと思って速攻で失敗し、貯金箱の縁の所に4枚の小銭が広がりました。バレた…。ばれてしまった。仕方が無く、そのお金をそのまま募金箱に入れました。嗚呼。
「ありがとーございまーす」
というクラス一致団結した大きな声が原ノ町駅に響き渡りました。80円しか入れてないのに。ワタシが振り向いた瞬間に「くすっ」とかいう声が聞こえてこようものなら、そのままスーパーひたちにつっこんで轢死するつもりでした。

でも、そのあと「80円しか貯金しないセコイ男がいた」とか末代まで思われるのは悲しかったので、駅の中のニューデイズでペットボトルのお茶を買って1000円を崩して、500円を募金し直したけどね!

我ながら、損な性格だと思った。

*1:上記の指向は凡そ10秒間ほど歩いているあいだの話