本日の作業日誌

母親からメールが届く。
「コーピーが印刷できないので困ってる!お父さんが!突然に!出来たら連絡お願い!」

落ち着いて欲しい。
とりあえず電話を入れてみると、プリンタが壊れたとのコト。A4は印刷できるらしいが、B5が印刷できない。少年野球の30周年記念で記念誌を配るのでB5で印刷がしたいらしい。でもまぁ、壊れているので仕方がありません。

まぁ、そうはいってもそのプリンタを買ったのは私でして。こういった、晴れの舞台でプリンタが壊れてしまうと「まったく、オマエが買う物はろくなモノがないなぁ」とか言われたりするので、とりあえずサポートをするしかありません。
仕方がないので、会社のレーザプリンタで印刷して郵送する事に。どうせ俺のカネじゃねぇ。

でまぁ、50枚ほど印刷をして(ひでぇ)封筒に入れて送るコトに。
近所に郵便局があるので会社の帰りに寄りました。

郵便局にはいると、甘美なフランス語。
ゆうゆう窓口(夜間にやっている郵便の窓口)でフランス人と思われるヒトが、初老を向かえたおじさんと話し合っています。おじさんがフランス語を話せるなら、タブン私は5カ国語くらい話せる予感です。モデル的にはM/M/1モデルなのですが、待ち時間が異様に長いです。
最初は強盗かなぁと思ったりもしたのですが、最近の外国人犯罪のトレンディは「カネ!ヨコセ!ハヤク!」の3単語のみだと記憶しているので、あんなにトレンディな英語は聞けそうにありません。

既に待っている人がいたりして、私に話しかけてきました。
「長いんですよ〜」
「英語、話せます?」
「手伝ってあげてくださいよ」
自慢じゃないが、私は専門学生です。
「いやぁ。学がないので無理ですねぇ」
と笑ってごまかす。

しばらく待っていると、初老のおじいさんの反撃が。
「ノー」
最高です。

そして、待っていたおじさんも反撃に。
「ソーリー、ソーリー、あ、これ大甕まで速達で。明日に届くよね?」
コイツ、会社でもこうなんだろうか。出世しそうだ。

私はそんな積極性がないわけで。
遠目から見ていると、フランス人のお兄さんが「ぷりーず」と。おお、わかってくれるじゃないの。
お言葉に甘えて、実家に荷物を送ってもらう。窓口を見るとユーロと見られるお札と、お兄さんの身分証明。見つめていたら目が合いました。鼻が高いです。あと、香水臭い。

「ヘイ」

ヘイ、とかいうんじゃねぇ!
「ヘイ、ユー」そっからスタート。まくし立てるフランス人。でも、話しているのは英語。
というか、ここは日本なんだから日本語を話せ。「スイマセン」だけでもいいから。

1分間くらいまくし立てられたのですが、何となく意味がわかりました。
以下は私翻訳です。正しいかどうかは知りません。

「ヘイ、そこの頭の悪そうなオタク系の兄ちゃん。ちょっと聞いてくれよ。ひでぇんだよこのポストメン。このカネが使えねぇとかぬかしやがる。ファック。まぁ、このカネを見てみろよ。これ。裏をみるとな、ホラ、こんなにいっぱい国が書いてある。ビッグだろ?ビッグ。つまり、これだけの国で使えるってわけだ。このカネは。なのにこのポストメンはこのクソ狭い島国日本でこのカネが使えねぇと。ファック。こんだけで使えるんだから、使えるに決まってるだろ?わかるか?オタクにーちゃん」

OK解った兄弟。
少なくともそのカネは日本じゃ使えない。
平日日中帯にそこのギンコウに行ってきな。

といわけで。
僕の一日は終わるわけです。